ヤフーと東京都主税局は20日、第4回インターネット公売の落札結果を公表した。最高落札価格の合計は、見積価格約7,874万3,000円を下回る2,920万2,146円となった。
東京都主税局では、税金の滞納処分により差し押さえた財産を現金化するため、オークション形式で最高価額の入札者に売却する公売制度について、ヤフーと共同でインターネットでの公売を実施している。第4回目となる今回は、初めて不動産が出品されたほか、“せり売り形式”ではなく“入札形式”を採用。入札は4月13日午前10時から4月20日午前10時にかけて、Yahoo!オークションの専門サイトで行なわれた。
公売では、出品された26点中18点に入札があり、不動産では千葉県木更津市の宅地が501万円(見積価格390万円)、栃木県今市市の山林が170万1円(同157万円)、青森県上北郡六戸町の宅地が157万5,000円(同147万円)などが落札された。落札価格の合計が見積価格を下回った点についてヤフーでは「不動産など高価な出品が多かったためではないか」とコメント。なお、東京都主税局では、これまでの不動産公売の入札率31.0%に比べ、インターネット公売では入札率が65.2%に向上したとしている。
このほか動産の出品では、2001年度登録の日産グロリアが157万2,500円(見積価格95万円)、1996年度登録のシボレーアストロが21万8,000円(同14万8,000円)、1990年度登録のポルシェカレラ2が123万4,567円(同55万円)で落札された。
ヤフーと東京都では、6月下旬にも第5回のインターネット公売を実施する。次回は宝飾品や掛け軸などの動産のみを扱う予定だ。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://docs.yahoo.co.jp/info/pr/release/2005/0420.html
インターネット公売
http://koubai.auctions.yahoo.co.jp/
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・ 東京都とヤフーのネット公売で不動産出品~落札は入札形式に(2005/03/16)
( 鷹木 創 )
2005/04/20 21:11
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