米McAfeeのAnti-virus and Vulnerability Emergency Response Team(AVERT)は25日、2005年第1四半期におけるインターネットの脅威についての動向をとりまとめた。脆弱性を狙った攻撃などが顕著になってきているという。
AVERTでは第1四半期に目立った脅威として、「Exploit-ByteVerify」「Exploit-HelpZonePass」「Exploit-MhtRedir」「JS/Noclose」「StartPage」「VBS/Psyme」「W32/Mytob」「W32/Sdbot」を挙げた。
この期間に発見された脆弱性は1,000件を超え、前年同期に比べて約6%増加した。ソフトウェアデベロッパー側も脆弱性の発見や修正に対応できるようになったが、ハッカーやウイルス作成者は既知の脆弱性にターゲットを絞り、パッチやアップデートを適用していないマシンを悪用するようになっているという。AVERTの概算では、インターネットに接続しているマシンの半数またはそれ以上が正しくパッチを適用されていないとしている。
このほかAVERTでは第1四半期の動向として、携帯電話を狙ったウイルスやフィッシングの増加も挙げている。また、500万人以上の「VirusScan On-line」ユーザーのデータからは、そのうち150万台のシステムにアドウェアが存在することがわかったという。平均で1台に3種類のアドウェアがインストールされていた。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.mcafeesecurity.com/us/about/press/corporate/2005/20050425_185320.htm
( 永沢 茂 )
2005/04/26 17:15
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