ソニーは26日、子会社であるソニーコミュニケーションネットワーク(SCN)の普通株式を公開することを検討していることを発表した。また、現在、東京証券取引所に上場しているSCNを対象とした子会社連動株式の廃止も検討しているという。
ソニーでは、2001年6月にSCNを100%子会社のまま子会社連動株式で上場していた。今後は、子会社連動株式を廃止し、2005年度内に通常の普通株式による上場を目指す。ソニーによれば、100%子会社としてソニーグループを中心に事業展開するよりも、グループ外も含めた幅広い視点から自立的に事業機会を拡大することが、SCNのさらなる成長に繋がると考えたことがSCN株公開を決めた理由だ。普通株式を新規に公開し、より機動的な資金調達手段を確保する方が望ましいと判断したという。
今後、SCNでは、同社普通株式の上場申請を含む必要な手続きを進める予定。ソニーでは、上場後も50%超の株式を保持する意向だが、「公開後、当面は市場の動向をうかがう」としている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/200504/05-023/
( 鷹木 創 )
2005/04/27 15:54
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