光通信は3日、同社の顧客名簿とされる約5,600件の企業リストが報道機関に送られてきた件について、経緯と今後の対応を発表した。
光通信によると、一部報道機関に対して2日に光通信の顧客名簿とされる約5,600件のデータがメールで送信され、報道機関からの連絡により事態が判明したという。光通信でリストを調査したところ、同社の子会社でOA機器の販売を手掛けるIEグループが管理している情報の可能性が高いとしている。
当該リストは、「社名」「住所」「電話番号」「コール日」(営業の電話をかけた日)が一覧になっているもので、光通信では、IEグループが新規顧客の開拓用としてタウンページで公表されている企業情報をもとに作成したものである可能性が高いとしている。また、リストは新規顧客の開拓用に使用しているもので、実際にIEグループと取引のある企業の顧客名簿ではないという。
光通信およびIEグループでは、今回のリストはタウンページなどで一般に公開されている企業情報だが、こうした情報が外部に流出していること自体を重く受け止め、原因の究明と今後の防止に努めるとしている。
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■URL
ニュースリリース(PDF)
http://www.hikari.co.jp/class-02/press/article/20050503_a.pdf
( 三柳英樹 )
2005/05/09 18:40
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