グローバルメディアオンライン(GMO)は17日、中小企業への融資を専門とする日本振興銀行との資本提携について報じた一部報道を否定するコメントを発表した。
これはNHKのニュースが同日報じたもので、GMOが日本振興銀行の株式の過半数を取得する方向だとしていた。GMOはすでに同銀行の株式を10%(取得時点)保有しているが、「これは純投資の一環であり、報道にありました過半数の株式取得などの事実はありません。また、今後、株式を追加取得する予定もありません」と述べている。
一方、日本振興銀行では同日、「現在数社と事業提携を中心に検討を行ない、その上で資本提携の可能性を探っておりますが、現時点において、重要な事業提携について決定しているものではございません」とのコメントを発表している。
なお、GMOは日本振興銀行のほか、個人向けサービスが中心のイーバンク銀行にもすでに出資している。株式の取得時期は2004年10月で、5%(取得時点)を保有する第2位の株主だ。ただし、GMOによればイーバンクへの出資も純投資であり、今のところいずれの銀行ともサービス上の事業提携は行なっていない。
関連情報
■URL
GMOのニュースリリース
http://www.gmo.jp/press/release/20050517.html
日本振興銀行のニュースリリース(PDF)
http://www.shinkobank.co.jp/ir/whatsnew/comment050517.pdf
( 永沢 茂 )
2005/05/17 17:11
- ページの先頭へ-
|