アークンは19日、指定したメンバー間のみで情報を共有できるファイル暗号化ASPサービス「DataClasys」を開始した。管理者用ソフトはWindows XP/2000に対応、利用者用ソフトはWindows XP/2000/Me/98SEに対応する。5ユーザーからの利用が可能で、初期設定費が5,250円、年間利用料金が5ユーザーIDで26,250円。
DataClasysは、同社がシステムとして販売しているものをASPサービスによって低価格化させたもの。ファイルを部外秘、社外秘、個人情報秘などの機密レベルに応じて暗号化し、指定メンバー間でファイルを安全に共有できる。機密レベルごとに暗号化・複合化の権限を設定することが可能だ。なお、共有ファイルを保存するストレージは、企業側で用意する必要がある。そのほか、「いつ」「誰が」「どのファイルを」「暗号化/複合化/削除した」など、利用者の操作履歴を管理する機能などを備える。
暗号化は、操作メニューから「○○グループ外秘」などの区分を選択して暗号化ボタンをクリックするだけで完了。一方、暗号化ファイルをダブルクリックするだけで複合化を行なえる。暗号方式としては、128bitの共通鍵暗号方式(AES)と1024bitの公開鍵暗号方式(RSA)を組み合わせたシステムを採用している。
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サービス図解
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ahkun.jp/company/news_press/download/p_dcasp_nr_sin.txt
関連記事:アークン、秘匿と共有を両立した暗号システム「DataClasys ProjectOffice」
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2003/0523/ahkun.htm
( 増田 覚 )
2005/05/19 13:43
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