ジャストシステムは19日、2005年3月期(2004年4月~2005年3月)の連結決算を発表した。売上は122億8,100万円(対前年マイナス2.7%)とほぼ前年並み。営業利益は9,600万円(同87.8%)、経常利益は4,900万円(同92.4%)と前年を大きく割り込んだが、2期連続の黒字は確保した。
利益減少の理由としては、将来における開発投資および、賞与の支給水準の回復などが挙げられている。「一太郎 2005」と「花子 2005」を投入したパッケージソフト部門は、オプションソフト類が好調で、ほぼ前年並みの水準。OEM部門ではデジタルオーディオソフト「BeatJam」が前年を下回ったが、「ATOK」が好調で前年を上回っている。また、インターネットディスク事業は、大型案件の確保に成功し、黒字化を果たしたとしている。
来期については、売上は126億円、経常損益はマイナス6億円を想定している。赤字化の理由は、次期主力商品のXML編集テクノロジー「xfy」および、ナレッジソリューション「GrowVision」の投入に向け、投資が増加するためとしている。
関連情報
■URL
決算短信(PDF)
http://www.justsystem.co.jp/just/finance/j200503c.pdf
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http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0202/just2.htm
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( 伊達浩二 )
2005/05/19 19:19
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