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商船三井客船、外航客船「にっぽん丸」で電子メールサービスを開始


 商船三井客船は24日、外航客船「にっぽん丸」の船上から電子メールを送受信できるサービスを開始した。

 サービスは2泊3日以上のレジャークルーズを対象に実施するもので、利用者には専用メールアドレスが発行され、電子メール専用の共用PC端末を利用して電子メールの送受信が行なえる。利用料金は1日1,000円で、1日に何度利用しても料金は変わらない。

 ただし、利用できる通信回線は低速で高額のため、メールはファイル添付のないテキストのみで、サイズも10KBまでに制限される。また、メールの送受信は1日4回(日本標準時間9時、13時半、17時半、22時半)のみとなる。

 にっぽん丸では、PCを持ち込んだ利用客に対して、船の電話回線を利用したインターネット接続サービスを従来から提供している。通常のインターネット接続サービスと同様のため、メールの送受信やWebの閲覧も行なえるが、料金は衛星船舶電話(9.6kbps)の場合で1分200円、インマルサット(64kbps)の場合で1分1,200円と高額になる。

 今回提供を開始した電子メールサービスは、限られた相手先にだけメールを出したいといった利用者からの簡便なサービスへの要望に応えたもの。送受信したメールの内容はクルーズ期間中は船内のサーバー上に保存され、内容を印刷することはできるがフロッピーディスク等の媒体に書き出すことはできない。また、クルーズ期間終了後は送受信された内容や記録はすべて自動的に消去される。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.mopas.co.jp/release/2005/050524e-mail.html


( 三柳英樹 )
2005/05/24 18:45

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