| Wireless USB Promoter Groupは24日、UWB(Ultra Wide Band)によるワイヤレスの接続規格「Wireless USB」を決定した。米カリフォルニア州サンノゼで開催しているWireless USB Developers Conferenceで発表された。今後は、USB Implementers Forum(USB-IF)が仕様の認可や適合性テスト、ロゴライセンスやマーケティングを担当する。
 
 Wireless USBは、UWBによる無線通信でPCや周辺機器を接続し、データ転送が可能なUSBの上位互換規格。「WiMedia MAC Convergence Architecture」をベースに、MB-OFDM方式のUWBによるPHY(物理)層とMAC(メディア・アクセス・コントロール)層を利用し、ほかの上位レイヤとも共存できるようにデザインされているという。データ転送速度は、3mの距離で480Mbps、10mで110Mbpsを実現した。
 
 Wireless USB Promoter GroupのJeff Ravencraft会長は「現在、製品開発が進行中で、最初の製品は2005年末に登場する見込みだ」とコメント。「最初の製品はアドインカードや外部アダプタ、組み込みモジュールなどになるだろう」と予想した。
 関連情報
 
 ■URL
 ニュースリリース(PDF、英文)
 http://www.usb.org/press/pressroom/2005_05_24_USBIF.pdf
 USB.org(英文)
 http://www.usb.org/
 関連記事:ニュースに出るネット用語:第6回 UWB(Ultra Wide Band)
 http://internet.watch.impress.co.jp/static/column/yougo/2005/02/17/
 
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 ・ 無線LANで600Mbpsを目指すIEEE 802.11n~IDF-J 2005レポート(2005/04/11)
 
 
 
 
( 鷹木 創 )
2005/05/25 20:35
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