インデックスは、在京民放やスカイパーフェクト・コミュニケーションズ(以下スカパー!)、幻冬舎などを引受先とした第三者割当増資を実施すると発表した。増資による調達金額は約205億円となる。
今回、インデックスの第三者割当増資を引き受けるのは、スカパー!、フジテレビジョン、東京放送(TBS)、日本テレビ、幻冬舎、テレビ朝日、フォアキャスト・コミュニケーションズの計7社。最も引受額が多いのは、スカパー!で、その金額は約100億円。次いで、フジテレビが約50億円、TBSが36億円、日本テレビが約10億円、幻冬舎が約5億円、テレビ朝日が約3億6,000万円、フォアキャストが約4,540万円となっている。
インデックスによれば、「もともとテレビ朝日やフジテレビは株主であり、モバイル関連事業などで協力してきたが、今後、携帯電話向け地上デジタル放送などを見据えて、より一層協力体制を強化することにした」と、第三者割当増資の狙いを説明。
増資によって得た資金は、約60億円がメディア関連の新規事業に、約50億円がモバイルおよびブロードバンドのグループ力強化を目指した関係会社への投融資に、約40億円がコンテンツ開発に充てられ、残額は運転資金となる。
なお、インデックスでは、2006年にドイツで開催される「FIFA ワールドカップ」に対して、日本国内におけるインターネット・携帯機器向けの動画配信権を取得したこともあわせて発表した。同社によれば、取得した権利は「試合映像をIP送信する権利」となり、各試合のハイライトシーンを20秒、1試合につき最大4分・12シーンまでネットを通じて配信できるという。
同社では、今回の第三者割当増資の引受先などでの活用を目指すとしており、インデックスのコンテンツサービスだけではなく、テレビ局などへ卸売りする可能性も示唆している。なお、同権利取得にあたって費やした金額については「適正な金額で取得した」(インデックス広報)としている。
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ニュースリリース
http://www.indexweb.co.jp/press/1117434645.html
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( 関口 聖 )
2005/05/30 17:54
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