アップルコンピュータは5月31日、「QuickTime 7」の脆弱性を修正した最新バージョン「7.0.1」を公開した。日本語版も用意され、Mac OS X v10.3.9以降で利用できる。
QuickTime 7は、Mac OS Xの新バージョン10.4“Tiger”にバンドルされているもので、H.264/AVCに対応している。公開された新バージョンの7.0.1では、細工されたQuartz Composerオブジェクトを含むQuickTimeムービーが、任意のWebサイトにデータを送信してしまう脆弱性を修正した。
Quartz ComposerオブジェクトはQuickTimeトラックに包まれて、QuickTimeムービーとして送信される。QuickTime 7.0ではQuartz Composerオブジェクトがローカルデータを収集し、エンコードされたURLを利用して任意のWebサイトに送信することが可能だった。7.0.1では、外部のWebサイトにアクセスできないようQuickTime Quartz Composerプラグインを修正している。
関連情報
■URL
バージョンアップ情報(英文)
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=301714
ダウンロードページ
http://www.apple.com/jp/ftp-info/reference/quicktime701.html
QuickTime
http://www.apple.com/jp/quicktime/
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( 鷹木 創 )
2005/06/01 16:16
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