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VIJのシニア・バイスプレジデント兼デジタルメディア事業部長を務めるトニー・エリソン氏
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バイアコム インターナショナル ジャパン(VIJ)は2日、携帯電話とブロードバンド向けのコンテンツ配信サービスの新ブランド「FLUX」を立ち上げ、第一弾のサービスとして6月30日からauの公式サイトとして携帯電話向けサービスを開始すると発表した。
VIJは、米MTV Networksが日本でデジタルコンテンツ配信事業を行なうため、2005年1月に設立した企業。VIJではFLUXブランドにより、携帯電話とPCを対象にした動画や音楽などのコンテンツの配信サービスを展開する。
6月30日に開始するauの携帯電話向けサービスでは、着うたやムービーのダウンロード配信を行なう。着うたについてはエイベックスネットワークなど国内メジャーレーベルの楽曲を中心に、インディーズ系やワールドミュージック系などのラインナップを揃える。また、ユーザーが自分の購入したコンテンツについて、購入リストを他者に公開できる「マイリスト」、友人に推薦する機能「レコメン」、コンテンツの印象を公開できる「リアクション」など、コンテンツを通じたコミュニケーション機能を提供する。
auでのサービス料金は月額315円で、会員には300ポイントが付与される。着うたのダウンロードは100ポイント、ムービーのダウンロードは150ポイントとなり、300ポイントを超えた分については追加課金となる。また、「レコメン」などの機能により他人がコンテンツを購入した場合に、紹介者側に一定のポイントが与えられるプログラムも用意される。
VIJのシニア・バイスプレジデント兼デジタルメディア事業部長を務めるトニー・エリソン氏は、PC向けのサービスについて「開始時期は未定だが、PCを対象としたコンテンツ配信サービスも行なっていく。携帯電話とPCでは利用されるシーンも違うため、提供するサービスの形態も異なったものとなるが、共通のアカウントが利用できることによる利便性のあるサービスを提供していきたい」とコメントした。また、ドコモやボーダフォン向けのサービスについても、順次開始していきたいとしている。
VIJではFLUXサービス開始に合わせたコンテンツの目玉として、Utadaのアルバム「EXODUS」の曲と、映画監督の森本晃司氏制作によるアニメーションのコラボレーションによる、携帯向けミュージックビデオをシリーズとして制作することをあわせて発表した。
関連情報
■URL
FLUX(6月30日開始)
http://fluxnet.jp/
( 三柳英樹 )
2005/06/02 17:14
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