NTT西日本は2日、山口県内の顧客情報最大84,000件分が保存されたUSBメモリを紛失したことを明らかにした。NTT西日本の業務委託先であるNTTマーケティングアクト山口の社員が、事務所内で紛失してしまったという。
NTT西日本によれば、5月27日にNTTマーケティングアクト山口の社員が、NTT西日本の販売代理店からの受注情報最大84,000件分が保存されたUSBメモリを事務所内で紛失。社員は受注データを作業用PCに移行する作業を行なっていた。
USBメモリに記録されていたのは、NTT西日本が提供する通話料割引サービス「イチリッツ」の受注情報で、申込商品や申込者名、電話番号などが含まれていた。口座番号は記録されていないとしている。USBメモリは「社外で使用することを想定していなかった」ため、パスワードや暗号化などのセキュリティ対策は取られていなかった。
6月1日には山口警察署に届出をしたが、現時点では発見されていない。なお、USBメモリに含まれていた顧客情報が外部に流出した事実はないという。NTT西日本では今後、業務委託先における自主点検を徹底させるとともに、NTT西日本による実地監査を行なうなど顧客情報管理の指導強化を図るとしている。
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■URL
ダイジェスト
http://www.ntt-west.co.jp/news/0506/050602b.html
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( 増田 覚 )
2005/06/02 19:13
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