マイクロソフトは、Internet Explorer 6.0 SP2(IE6)でメモリリークが発生する現象について技術情報「900856」として公開した。Windows XP SP2上で確認されている。
IE6のウィンドウ内に表示されている画像ファイルをドラッグし、同じウィンドウ内でドロップすると、ドラッグ&ドロップがキャンセルされる。今回の現象は、キャンセルした場合でも、IE6が使用しているメモリが増加したままになってしまうというもの。
IEはドラッグされた画像ファイルをビットマップイメージ形式でキャッシュする。ドラッグ&ドロップがキャンセルされた場合でも、このキャッシュされたデータが破棄されないことが原因だ。
解決方法は、IE6のウィンドウを最小化すること。ウィンドウの最小化でキャッシュされたメモリが開放されるという。また、Webサイト管理者向けには、HTMLファイル内にBODY要素「ondragstart」イベント属性を記述し、ドラッグを無効にすることを掲載している。
関連情報
■URL
技術情報「900856」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;900856
( 鷹木 創 )
2005/06/06 12:23
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