インドにおける2004年度のITソフトウェア・サービスの輸出額は合計172億米ドルに達し、前年度比で34.5%の伸びを示した。国内市場を含む総額でも220億ドルとなり、過去最高を記録した。国内市場の伸びも24%増と過去最大級だった。インドのNational Association of Software and Service Companies(NASSCOM)がこのほど発表した統計で明らかになった。
インドでは国内の大学などで多くのIT技術者を養成している国として、IT産業の急激な伸びが報告されている。今回、その伸びが予想以上になっていることが浮き彫りになったかたちだ。NASSCOMでは今後も輸出額、売上総額ともに年率30%以上の伸びを記録し、2009年には500億米ドル規模に市場が成長すると見ている。
なお、NASSCOによれば、現在の顧客は英米を中心としているが、2004年ごろから日本、ドイツ、シンガポールなどの国からも新たな顧客を獲得し始めているという。今後は多国籍への展開が期待されるとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.nasscom.org/artdisplay.asp?Art_id=4377
( Gana Hiyoshi )
2005/06/07 12:33
- ページの先頭へ-
|