フュージョン・ネットワークサービスは、同社の運営するISP「FUSION GOL」において多拠点間通信サービス「クローズドIPサービス」を10日より提供する。閉域網とIPSecの技術を組み合せることで、広帯域・高セキュリティを低コストで実現するという。
クローズドIPサービスでは、インターネットから遮断された閉域網「FUSION GOLクローズドIPバックボーン」を経由して企業の拠点間通信を行なう。企業からバックボーンまでのアクセス回線には、フレッツ・ADSLまたはBフレッツを利用する。バックボーンは同サービスの利用企業で共有するが、同一企業の拠点間はIPSecで通信するかたちになる。「IP-VPNのセキュリティとインターネットVPNのコストメリットの両方を享受できる」としている。
料金は利用環境により見積もりとなるが、GOL「フレッツ・ADSL」クローズドIP1というプランの場合、VPN装置1台あたりの参考価格が初期費用16,800円 月額料金18,270円。
なお、閉域網のバックボーンは遅延30msec以内が保証されているため、IP電話にも適しているという。6月下旬からは、フュージョン・コミュニケーションズが提供する「FUSION IP-Phone」への対応も予定している。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.gol.com/about/ann/ann_20050608.html
サービス概要
http://www.gol.com/biz/service/closedip/
( 永沢 茂 )
2005/06/08 12:42
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