ウィルコムは9日、個人情報が含まれる業務用ノートPCが入った鞄が盗まれたとして同日、埼玉県の鉄道警察隊に盗難届を提出したことを明らかにした。
6月9日0時頃、ウイルコムの法人営業社員が帰宅途中、電車内で業務用ノートPCなどの入った鞄が盗まれた。現時点で鞄はまだ見つかっていないが、同社によれば、今回の盗難が原因と見られる情報漏洩につながる動きは確認されていないという。
PCには、ウィルコムの法人顧客や見込み客情報のうち約2,000社のデータと、同社従業員のPHS、自宅電話番号など59名分が記録されていた。ただし、データには複数のアクセス制限が施されていた。鞄には取引先などの名刺も約80枚入っていたという。なお、個人ユーザーに関する情報は一切含まれていないとしている。
ウィルコム広報によれば、業務用PCを社外に持ち出す場合、限られたスタッフでかつ上司の許可を得る必要があるという。今回もこのルールから外れてはいないとのこと。今後は再発防止に向けて、持ち出しルールの見直しや、社員モラルの再教育、セキュリティ技術の検討も行なうとしている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.willcom-inc.com/corporate/press/h17/050610.html
( 津田啓夢 )
2005/06/10 16:20
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