Yahoo!オークションにおける詐欺被害は「システムそのものに瑕疵がある」としてヤフーを相手に損害賠償を求めている「ヤフーオークション訴訟原告団」が、15日に名古屋地方裁判所で第2次訴訟を起こす。
原告団はすでに3月、572名分の1億円以上の損害に対してヤフーに賠償を求める訴えを名古屋地裁に起こしていた。今回の第2次訴訟では、138名分2,500万円を超える損害賠償請求を行なう。さらに、6月1日からは第3次訴訟に向けて被害者の募集も開始しており、原告団の水野昇代表によると「すでに10名程度の応募があった」という。
なお、3月の訴訟では5月27日に第1回口頭弁論が行なわれている。口頭弁論では、ヤフー側が「紛争は東京地裁を管轄とする」というYahoo!オークションの利用規約を根拠に、名古屋地裁から東京地裁への訴訟の移送を申し立てた。これに対して原告団では「利用者の大半が東京地裁を管轄とするという規約を知らず、利用者の合意はない」として申し立ての却下を求めている。
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■URL
集団訴訟原告団のサイト
http://web-sos.info/
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( 鷹木 創 )
2005/06/13 13:08
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