沖電気は13日、印刷者名や日時などの出所情報を地紋として印刷するソフト「ProtecPaper Standard Edition」を発売した。印刷物の出所を特定できるようになるため、情報漏洩の心理的抑止効果が得られるという。
ProtecPaper Standard Editionでは、出所情報を書き込むソフト「ProtecPrint」と、出所情報を読み出すソフト「ProtecCheck」を別々に提供。1ライセンスあたりの価格は、ProtecPrintが10,290円、ProtecCheckが262,500円。対応OSはWindows XP/2000。
ProtecPrintは、印刷時に使用したコンピュータ名、ログインユーザ名、印刷日時、ファイル名を地紋として紙面全体に書き込むプリンタドライバ形式のソフト。地紋の書き込みには沖電気が開発した微細地紋「Val-Code」を採用。Val-Codeが埋め込まれた印刷物は、見た目が損なわれることがないほか、印刷物の一部に汚れや折り目、切り取りがあっても情報を読み取ることが可能だという。
ProtecCheckは、Val-Codeによる地紋が書き込まれた印刷物をスキャナから読み込んで出所情報を表示するソフト。複写物や用紙の一部からでも判読できるという。
なお、沖電気では7月末まで使用可能なProtecPaper Standard Edition評価版を無料ダウンロード提供する。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.oki.com/jp/Home/JIS/New/OKI-News/2005/06/z05022.html
製品概要
http://www.oki.com/jp/FSC/valcode/PPSTD.html
( 増田 覚 )
2005/06/13 16:08
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