Panda Softwareは13日、コンピュータウイルスを拡散するメールに悪用される有名人ランキングを発表した。同社によれば、悪意のソフトウェアが添付されていたり、これらをダウンロードするサイトのURLが添付されているメールを配信する際に、有名人の名前が使われることが多いという。
Panda Softwareが発表した「有名人ウイルスランキング」によれば、過去1年間にわたって最も悪用されたのはブリトニー・スピアーズだった。同社では、魅力的な女性有名人を騙るメールは、面白い写真が見られるという期待を抱かせるため、頻繁に利用されているのではないかと分析する。
こうしたことから、3位にはジェニファー・ロペス、4位にはシャキラがそれぞれランクイン。ちなみにジェニファー・ロペスは、2002年に流行したウイルス「LoveLetter」にも悪用されている。トップ10には入っていないが、AV女優が用いられるケースも多いという。
また、男性ではMicrosoftオーナーのビル・ゲイツが2位、オサマ・ビンラディンが5位に登場。オサマ・ビンラディンは、「絞首刑にされた」や「拘束された」という件名のメールが配信されており、これらはイラク戦争終了後に急増したとしている。
このほか、6月初旬に「自殺未遂した」との嘘のニュースでウイルスサイトに誘導するスパムメールが出回ったマイケル・ジャクソンが6位、ビル・クリントンが7位、アンナ・クルニコワが8位、パリス・ヒルトンが9位、パメラ・アンダーソンが10位と続いている。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.pandasoftware.com/about/press/viewNews.aspx?noticia=6320
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( 増田 覚 )
2005/06/14 13:44
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