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米国で4,000万件以上のカード情報流出の恐れ。日本国内にも影響


 米MasterCard Internationalは17日、カード決済処理を行なう業者のシステムが不正アクセスを受け、他社発行分を含む4,000万件を超える顧客情報が流出した可能性があることを明らかにした。

 不正アクセスの被害を受けたのは、MasterCardやVISAなどカード加盟店舗と金融機関におけるカード決済データの処理を代行する米CardSystems Solutions。同社では2004年12月に不正アクセスを受けたことを5月22日に認識、23日にFBIに通報した。現在、システムの脆弱性は修復されたとしている。

 今回流出した恐れがある顧客情報のうち、約2,400万件はVISA、約1,390万件はMasterCardが所有する顧客情報で、合計4,000万件以上に達する見込みだ。VISAでは日本国内の顧客の被害調査を進めており、21日には判明するとコメントしている。

【追記 22:20】
 なお、日本国内で発行されたVISAカードで今回流出した恐れがあるのは、米国でショッピングなどで利用したことのあるカードの情報である可能性が高いという。


関連情報

URL
  MasterCardのニュースリリース(英文)
  http://www.mastercardinternational.com/cgi-bin/newsroom.cgi?id=1038
  CardSystems Solutionsのニュースリリース(英文)
  http://www.cardsystems.com/news.html


( 増田 覚 )
2005/06/20 14:05

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