総務省が6月3日に明らかにした周波数割り当ての方針案に関連し、ウィルコムが2GHz帯での周波数割り当てを希望していることが明らかになった。
同社が参入を検討しているのは、新規参入希望者が対象の周波数2GHz帯。通信方式は「次世代PHS」とするものの、具体的な方式は明らかにされていない。また、「次世代PHS」と呼ばれるような方式が、総務省が割り当て対象としているIMT-2000に含まれていない点については、「総務省の判断次第」(同社広報部)とし、提示された方針案の変更も含めた意見書を提出する意向。
同社では、「現行のPHS方式で数Mbpsまでの通信速度の高速化にめどをつけているものの、さらなる高速サービスを実現するために2GHz帯への参入を検討している」(同)という。2GHz帯への参入について、今後社内で最終的な判断を決定するという。
2GHz帯は、総務省の方針案の中で、新規事業者1者に対して周波数を割り当てることが明らかにされた。同時に割り当てが明らかにされた1.7GHz帯とは異なる新規参入事業者が対象で、TDD方式で15MHz幅が割り当てられる予定。同周波数帯では現在のところ、アイピーモバイルが参入を表明している。
関連情報
■URL
ウィルコム
http://www.willcom-inc.com/
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( 太田亮三 )
2005/06/21 15:05
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