Internet Watch logo
記事検索
最新ニュース

NTTドコモ、4Gに向けた次世代通信技術で屋外実験に成功


 NTTドコモは、第4世代(4G)の携帯電話システムの実現に向けて行なっている研究において、実験局免許を取得して行なった屋外実験の結果、下り最大1Gbpsの信号伝送実験に成功したと発表した。

 今回の実験は、4Gシステムに向けて研究開発が進められているもの。4Gそのものは、具体的な利用技術の標準化は決定していない状況だが、同社ではかねてから4Gに向けた実験を行なっており、昨年12月には室内実験で下り最大1Gbpsの信号伝送実験に成功している。

 今回の実験で用いられている伝送方式などは、室内実験と同じく、さまざまな通信環境へ柔軟に適応できる「VSF-Spread OFDM(可変拡散率-拡散直交周波数分割多重)」方式と、同じ周波数で複数のアンテナから異なる信号を送信する「MIMO(Multiple-Input-Multiple-Output)多重技術」となっている。NTTドコモでは、「実験局免許を取得し、屋外で成功したことがポイント」と説明している。

 なお、実験における周波数利用効率は10bps/Hzとされており、FOMAと比べた場合、ピーク時で20倍以上の効率化を実現しているとのこと。


関連情報

URL
  ニュースリリース
  http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0623.html


( 関口 聖 )
2005/06/23 20:57

- ページの先頭へ-

INTERNET Watch ホームページ
Copyright (c) 2005 Impress Corporation, an Impress Group company. All rights reserved.