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米Microsoft、スパイウェア対策ソフトの正式版提供は来年以降か?


 米Microsoftは23日、試験提供しているスパイウェア対策ソフト「Windows AntiSpyware」のセカンドベータ版のダウンロードを開始した。

 Microsoftは1月6日に初めてWindows AntiSpywareのビルド1.0.501を公開。このファーストベータ版はその後、Build 1.0.509に更新されていた。それが今回、セカンドベータ版としてビルド1.0.613が公開された。

 セカンドベータ版ではいくつかの機能強化がなされたという。1つはWindowsのTCP/IPハンドラとして使用されるソフトウェア「Winsock LSP」を乗っ取る悪質なスパイウェアの除去機能が追加されたことなどがある。さらに、Windows AntiSpywareではベータ版の有効期限が設定されているが、セカンドベータ版になってこの有効期限が2005年12月31日へと延長された。

 米MicrosoftではWindowsの正規ユーザーに対して将来的にWindows AntiSpywareを無償提供することをすでに発表しているが、その時期は明確になっていなかった。今回、ベータ版の有効期限が12月31日に設定されたことで、正式版の提供時期が来年以降になることも予想される。

 なお、Windows AntiSpywareは英語版のみの提供となっており、日本語環境での利用は推奨されていない。また、Windows AntiSpywareで発見・除去したファイルによってWindowsの利用に支障をきたす場合もあり、現時点での利用には十分注意を払う必要がある。


関連情報

URL
  Windows AntiSpyware(英文)
  http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?familyid=321cd7a2-6a57-4c57-a8bd-dbf62eda9671&displaylang=en

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( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/06/24 11:49

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