IDC Japanは23日、国内VoIPサービス市場動向調査の結果を発表した。調査によれば、2004年における売上金額は個人向けが717億9,700万円、法人向けが695億1,600万円に上った。
2005年から2009年の年間平均成長率としては、個人向け市場が31.8%、法人向けが47.6%で、今後も大きく伸びると予測。2009年における市場規模は、個人向けが2,860億6,300万円、法人向けが4,864億600万円に達する見込みだ。IDCによると、2004年の国内VoIP市場では個人向けVoIPが急速に普及したが、法人市場は依然として一般加入電話回線に大きく依存しているという。
個人向け市場では「0AB~J」タイプのIP電話サービスが開始されたことにより、2009年末までにはFTTHベースのIP電話契約者が800万件を超えると予想する。また、IP電話を標準サービスとして提供するISPが増えていることから、「何百万人ものVoIP潜在利用者がいる」と分析する。法人向け市場については、モバイル機能とアプリケーションを統合した付加サービスを提供することが、長期的な成長要因につながるという。
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■URL
IDC Japan
http://www.idcjapan.co.jp/
( 増田 覚 )
2005/06/24 14:56
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