米Gartnerは23日、フィッシングメールによる被害調査を発表した。米国におけるフィッシング攻撃の発生件数は年間で28%の伸びを示しており、インターネットを利用する約7,300万人の成人が、平均して年間50件以上のフィッシングメールを受け取っているという。
調査によれば、約240万人のオンライン利用者がフィッシング攻撃によって金銭的な損失を被った。うち約120万人が、調査期間となった1年間に合計929万ドルの損失を被ったという。また、オンライン利用者の80%はオンライン攻撃への懸念を示しており、知らない会社や個人から送られてくるメールの信頼性に影響を与えていると回答。これらの利用者のうち85%以上は、疑わしいメールは開封せずに消去しているという。
これらの影響として、回答者の4人に3人はオンラインショッピングに対して警戒を強めるようになったと答えているほか、3人に1人はセキュリティ上の心配から、以前よりもオンラインショッピングで買い物をしなくなったと回答している。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.gartner.com/press_releases/asset_129754_11.html
( 増田 覚 )
2005/06/27 15:57
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