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パワードコム マーケティング商品統轄本部IPテレフォニー商品企画部長の大貫祐嗣氏
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パワードコムは、広域イーサネットサービス「Powered Ethernet」を利用する企業向けに、従来の0AB~J番号をそのまま使えるIP電話サービス「Powered IP Business Phone」を7月1日から提供する。
Powered IP Business Phoneは、一般加入電話で利用中の内線・外線番号を企業のデータネットワークに統合できる法人向けIP電話サービス。今回のサービスによりNTTの基本料金が不要となり、通話料も削減される。また、回線からシステムを同社が一元管理することで、メンテナンスコストが削減されるという。ただし、「110」「119」「0120」など緊急電話やNTT特番への発信はできない。このため、NTT回線は一部残す必要がある。
基本サービスとしては050番号が付与されるが、別途費用を支払えば0AB~J番号やIPセントレックス機能を利用できる。従業員別に050番号によるワンナンバーを振り分けることも可能だ。このほか、ルータやVoIPアダプタなどを組み合わせた設定を行なうソリューションの提供にも対応する。
同社マーケティング商品統轄本部IPテレフォニー商品企画部長の大貫祐嗣氏は、Powered IP Business Phoneの特徴について「Powered Ethernetご利用のお客様であれば1.5カ月、新規の場合は2~3カ月の短期間で導入が可能。さらに、VoIP網との接続料を徴収しないので、安価なサービスを提供できる」ことを挙げている。
通話料金は、加入者同士の通話が無料、国内の一般加入電話への通話が全国一律8.4円/3分。初期費用としては、VoIP網接続設定ごとの初期費用が15,750円から。基本料としては、050番号ごとの初期費用が525円、月額料金が399円。オプションとして0AB~J番号を利用した場合は、電話番号ごとの初期費用が2,100円、月額料金が210円。なお、以前使用していた電話番号をそのまま適用する際は、電話番号ごとに2,100円の費用が発生する。
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サービス提供イメージ図
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VoIP網はフュージョンコミュニケーションズから提供される
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関連情報
■URL
パワードコム
http://www.poweredcom.net/
( 増田 覚 )
2005/06/30 14:16
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