NECが運営するBIGLOBEは、迷惑メール業者に偽装されたメールアドレスを利用する第三者に、宛先不明エラーメールが届かないようにするなどの迷惑メール対策を7月1日より実施する。
 
  BIGLOBEのメールサーバーでは従来、いったんメールを受け取ってから宛先アドレスを確認、当該アドレスが存在しない場合には送信元のアドレスにエラーメールを返信していた。しかし、迷惑メールでは送信元アドレスを偽装しているケースが多く、宛先をランダムに組み合わせた文字列のメールが送信された場合には、業者にメールアドレスを偽装されて使用された第三者に宛先不明のエラーメールが大量に届く問題があったという。
 
  このためBIGLOBEでは、メールサーバーがメールを受け取る前に宛先アドレスを確認し、宛先が不明だった場合には送信元サーバーに対してエラーコードを返却するよう仕様を変更する。同社は、この施策により偽装されたメールアドレスに対して大量の宛先不明エラーメールが届かないようになるとしている。
 
  あわせて7月1日からBIGLOBEメールの送信サーバー設定で従来の25番ポートに加えて、587番ポートも送信サーバーとして利用できるようになる。これにより、迷惑メール対策として他社ISPのメールサーバーに接続できないように25番ポートを閉じているISP利用者の場合も、BIGLOBEのメールサーバーを利用したメール送信が可能になる。
  関連情報
 
 
■URL 
  ニュースリリース 
  http://www.nec.co.jp/biglobepress/press/2005/06/050630-1.html
 
  BIGLOBEセキュリティ 迷惑メール対策 
  http://security.biglobe.ne.jp/service/spam/
 
 
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( 村松健至 )
 
2005/06/30 19:27
 
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