リコーは、CD-ROMとCD-Rの機能を統合したハイブリッドCD-Rとして、データを暗号化して記録し、パスワード設定によりデータを保護できるメディア「KIMITSU」を7月22日に発売する。価格はオープンで、店頭予想価格は1枚につき600円前後となる見込み。対応OSはWindows XP/2000/Me/98SE。
KIMITSUでは、約600MBの空き容量を持つCD-R部分にデータを暗号化して記録し、パスワードを設定することでデータを保護できるメディア。暗号化/複合化、データ圧縮、ライティング、コピーガードなどの機能をCD-ROM部分に搭載しているため、アプリケーションのインストールは不要だ。
暗号化による書き込み時には、書き込み対象データの約2倍の空き容量が必要となる。なお、最大20回までの追記が可能で、追記するごとにタブが追加される仕組みとなっている。
また、リコーでは同日、KIMITSU同様にハイブリットCD-R製品として、インターネット会員サイトのユーザーIDとパスワードを複数記録し、アクセス時に自動ログインできる「NetKeyholder」を発売する。こちらも価格はオープンで、店頭予想価格は600円前後。Windows XP/2000/Me/98SEに対応する。
NetKeyholderは、約600MBの空き容量を持つCD-R部分に各サイトのユーザーIDとパスワードを複数記録できるツール。IDやパスワードは暗号化して記録されるため、万一紛失してもNetKeyholderのパスワードを知られない限り他人に閲覧されることがない。1つのパスワードで全てのIDを管理することが可能だ。履歴やCookie、インターネット一時ファイルの自動削除機能も搭載する。
CD-ROM部分には暗号化/複合化、データ圧縮、ライティング、コピーガードなどの機能が搭載されており、アプリケーションのインストールは不要だ。CD-Rへの追記は40回までとなっている。リコーでは、ネットショッピングやオークションサイト、ネットカフェをはじめとした共有PCなどでユーザーIDとパスワードを頻繁に入力する利用者に最適だとしている。
リコーは今後、ハイブリットCD-Rを利用した商品群を「RR」と総称し、企業向けだけでなくコンシューマ向けにも販売を行なうという。
関連情報
■URL
リコー
http://www.ricoh.co.jp/
関連記事:リコー、データ暗号化機能付きCD-Rメディア[PC Watch]
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/0301/ricoh.htm
( 増田 覚 )
2005/07/06 11:37
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