NTTドコモは、FOMAの交換機で設定ミスがあったために、SMSを送信したユーザーのうち一部で送信料を請求しないケースであったにも関わらず、誤って請求していたことを明らかにした。本事象は2005年2月19日に解消されている。
今回明らかになった事象は、SMS送信時に、受信側が解約していたり、電話番号が変わっていたりするなど受信できない状態であった場合に、本来はFOMAの交換機で送信を受け付けない設定になっていなければならないところ、受け付けてしまっていたというもの。本来は送信できないために費用はかからないが、設定ミスにより送信料が請求されていた。
同事象が発生していた時期は、2001年5月30日~2005年2月18日の約4年間で、FOMAの試験サービスが開始された当初から影響があったという。同社では、通信記録を元に対象ユーザーへ誤請求した分を返金する。しかしながら、記録が残っているのは、2004年11月7日分以降のもので、それ以前のものは手元にある通信記録から推計した金額が返還される。
同社によれば、対象となるユーザーは約37,000人と推定。このうち約30,000人は通信記録が残っているユーザーとなる。なお、国内だけではなく、海外ローミングでSMSを利用した場合も同事象の影響を受けており、ドコモからの返還金額は310万円になるという。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.nttdocomo.co.jp/new/contents/05/whatnew0706a.html
( 関口 聖 )
2005/07/06 18:53
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