Microsoftは8日、「Sasser」ワームの作者を特定するのに役立った情報を提供した個人2人に報奨金を合計25万ドル支払うと発表した。なお、Sasser作者の19歳の少年には同日、独フェルデン地裁において執行猶予付きの1年9カ月の有罪判決が言い渡されている。
Sasserは2004年5月、Windowsの脆弱性「MS04-011」を突いて世界で感染を拡大したウイルス。一方、Microsoftでは2003年11月、ウイルス作成犯に関する有力な情報の提供者に対して報奨金を支払う制度「Anti-Virus Reward Program」を創設していた。Sasserの作者は、この制度によって寄せられた情報がきっかけで、発生から7日以内に独警察に逮捕されたという。
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■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.microsoft.com/presspass/press/2005/jul05/07-08SasserRewardPR.mspx
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( 永沢 茂 )
2005/07/11 15:27
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