マイクロソフトは、Windows 2000用の修正パッチをまとめた「Update Rollup 1」適用後に、ExcelやWordなどのアプリケーションでフロッピーディスク(FD)に保存されたデータを上書き保存すると応答を停止する場合があることを技術情報「KB904130」として公表した。
アプリケーションが応答を停止した場合、システムの電源を強制的にオフにして再起動を行なう必要がある。また、FDに格納されたデータは上書きする前の状態となる。
回避策は、FDにデータを直接保存しないこと。一度HDDに保存し、エクスプローラを操作してFDにデータをコピーすることで応答停止を回避できる。また、「Update Rollup 1」(KB891861)をアンインストールすることでも問題を回避できるという。
このほか、セキュリティベンダーのソフォスでも、ウイルス対策ソフト「Sophos Anti-Virus for Windows 2000/XP/2003 バージョン 5」とWindows 2000のUpdate Rollup 1が衝突すると警告。Update Rollup 1適用後でSophos Anti-Virusがインストールされた環境においては、ネットワークにログオンする時間が最長15分かかる場合があるという。
関連情報
■URL
技術情報「KB904130」
http://support.microsoft.com/default.aspx?scid=kb;ja;904130
ソフォスのサポートデータベース
http://www.sophos.co.jp/support/knowledgebase/article/3289.html
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・ Windows 2000用の修正パッチ群「Update Rollup 1」公開(2005/06/29)
( 鷹木 創 )
2005/07/11 17:35
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