アルプスシステムインテグレーション(ALSI)は11日、システムリカバリソフト「WinKeeper」を発売した。価格はスタンドアローン版が10,290円、ネットワーク版が15ライセンス193,725円~。クライアントはWindows XP/2000、サーバーはWindows Server 2003/2000 Server/XP/2000に対応する。
WinKeeperは、再起動するだけでPCの設定を復元するソフトで、学校や企業、インターネットカフェなど多数の共有PCを扱う企業・団体が販売対象。タイマー機能として、電源オフ、再起動、保護の開始・停止、管理者メッセージの送信、操作ロック・解除などのスケジュール設定が可能だ。Install ShieldやWindows Installerなどのインストーラーの実行を禁止する機能も備える。
このほか、管理者が登録したソフトは使わせない「禁止リスト」や、登録したソフトだけを使わせる「許可リスト」の登録が行なえる。通信制限機能としては、指定したURLにアクセスさせない機能や、指定したURLのみにアクセスを許可する機能を搭載する。
ALSIでは「キーロガーをインストールされたPCから、不正にクレジットカード番号やパスワードが盗み出される被害が急増している。WinKeeperでは、キーロガーなど悪意のあるソフトウェアをインストールされた場合でも、OSを再起動するだけでPCを元の状態に復元できるため、スパイウェアによる被害を未然に防ぐことができる」としている。
なお、ALSIでは同日、「WinKeeper Pro」を発売する。スタンドアローン版が13,440円、ネットワーク版が15ライセンス234,675円~。Pro版ではハードディスク全体やパーティションごとのバックアップ機能、バックアップしたファイルのイメージファイル単位による復元機能などが追加されている。
関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.alsi.co.jp/news/ewk_050711.html
( 増田 覚 )
2005/07/12 12:58
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