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警視庁、パチスロの“裏ロム”を製造・販売したグループ3人を逮捕


 警視庁保安課査察係と武蔵野署は13日、パチスロ機用プログラムを無断で複製し、販売したとして、東京都杉並区の遊技器具販売業の男性A(29歳)と東京都武蔵野市の会社役員男性B(29歳)、東京都中野区の無職男性C(42歳)の3人を、著作権法違反の疑いで逮捕した。コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が15日、明らかにした。3人はプログラムを複製し、大当たりの確率を変更するなどの改造を施した“裏ロム”として販売していたとみられている。

 3人は、サミーが著作権を有するパチスロ機用プログラムを、ROMチップ20個に複製し、パチスロ機を制御する付加基板に内蔵させた。2004年5月中旬ごろと同年8月ごろの2回にわたり、それぞれ10台ずつ合計20台の付加基板を、武蔵野市のパチンコ店経営者に合計100万円で販売していた。また、男性Aは2005年3月、この付加基板53台を頒布目的で所持していたという。

 また、これら著作権法違反の疑いに加え、3人は武蔵野市のパチンコ店に設置していたサミーのパチスロ機15台に付加基板を取り付けるという改造を実施。これは、東京都公安委員会の承認を受けない遊技機の変更にあたり、「風俗営業等の規則及び業務の適性化等に関する法律」に違反した疑いもある。

 ACCSではこれまで、パチスロ機に内蔵されたプログラムに関しても警察からの鑑定依頼を受けて捜査協力を行なった実績があるとしている。


関連情報

URL
  コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)
  http://www2.accsjp.or.jp/

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( 鷹木 創 )
2005/07/15 19:50

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