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システム概要
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NTTネオメイト、ブイキューブブロードコミュニケーション(VBC)、冨士精密の3社は、携帯電話とブロードバンド回線を組み合わせて家電をコントロールできる「u-コンセントサービス(仮称)」を開発、10月よりフィールドトライアルを開始すると発表した。
このサービスは、東京工科大学の松下温教授と伊藤雅仁講師が発明した技術特許に基づいたもの。家電製品が使用中に消費する電流値や電流波形が機種やメーカーで異なる特徴を持つことから、これらの値を把握して個体を識別することで家電をコントロールできるという。また、家電の電流をベースとした技術のため、ネットワーク対応端末以外の一般的な家電でも遠隔操作できるという特徴を持つ。
u-コンセントサービスでは、データを保存するASPサーバーと、宅内端末「u-コンセント」をブロードバンドを介して接続。u-コンセントでは家庭内機器の電気特性を把握し、そのデータをASPサーバーに転送する。ASPサーバーでは転送されたデータとすでに蓄積しているデータを比較し、どの家電がどのu-コンセントに接続されているかを判別する。
遠隔捜査には携帯電話やPCを使用し、ASPサーバーを介してu-コンセントや赤外線送信機にコントロール信号を送信、家電の状態確認や電源のオンオフが可能になる。なお、電熱関連関連の機器についてはオフ機能のみに限定され、オン機能は利用できない。
トライアルは大阪府内の既設マンション全100世帯で3カ月程度行なわれる予定。機器の動作や操作性、利用者ニーズや今後の課題などを検証した上で、2006年3月から商用サービスとして展開する予定という。
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トライアル用の試作機
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端末の設置例
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://www.ntt-neo.com/news/2005/050719.html
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( 甲斐祐樹 )
2005/07/19 16:19
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