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ネットオークションの偽ブランド品、削除申請手続などガイドラインを策定


 ISPの業界団体などで構成される「プロバイダ責任制限法ガイドライン検討協議会」は21日、ネットオークションでの偽ブランド品の出品を削除する際の手続きなどを定めたガイドライン公表した。

 ガイドラインでは、ネットオークションやショッピングモールへの偽ブランド品の出品や、掲示板などでの偽ブランド品の売買・譲渡などに対して、権利者からの申し出により該当情報を削除する場合の条件や手続きなどを定めている。プロバイダ責任制限法では、「他人の権利が不当に侵害されていると信じるに足りる相当の理由があったとき」には削除などの情報の送信防止措置が行なえるとされており、ガイドラインではこうした判断基準として権利者からの申請に必要な書類や手続きなどを示している。

 ガイドラインでは、商標権者が出品削除などの申し出を行なう際に、申し出者の本人性を確認する書類や、商標権等の所有者であることの確認書類、該当商品のURLなどの特定情報、該当商品が商標権等の侵害であることの理由などの提出を求めている。権利者本人による申請のほか、商標権の保護を目的とする信頼性確認団体を経由しての申し出についても規定している。また、申し出を受けたネットオークション事業者などは、申し出がガイドラインの要件を満たす場合には速やかに削除などの措置を講ずるものとしている。


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URL
  ニュースリリース
  http://www.telesa.or.jp/consortium/provider/2005/20050721.htm

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( 三柳英樹 )
2005/07/22 14:41

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