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4th MEDIAのVODサーバーから送信される映像ソースをラック2段目と3段目のPureFlow SS10で平滑化
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ぷららネットワークスのブロードバンド映像配信サービス「4th MEDIA」では、アンリツのトラフィックシェーパ「PureFlow SS10」を28日に正式導入する。アンリツがこのほど明らかにした。
PureFlow SS10は、通信パケットがIPネットワーク上で送信される際のバースト状態を平滑化し、パケットロスを防ぐ帯域制御装置。「例えば、平均1Mbpsの映像配信であっても、バースト状態のピークは200Mbps近くに達することもある」(アンリツ)という。
一方、4th MEDIAでは3月に6Mbpsの映像配信を開始していたが、不定期のバースト状態が発生していた。また、配信プロトコルには、データ伝送速度は高速だがデータロスに弱いUDPを採用していた。このような理由から、パケットロスを防ぐことができるPureFlow SS10の導入を決めたという。
なお、4th MEDIAを利用して映像配信を楽しむユーザーは6月末で21,000人。ぷららでは「ユーザーの9割はBフレッツを利用しているが、それでも映像が乱れるケースがあったようだ」とコメント。今回の正式導入に先立ち、PureFlow SS10を試験的に運用しており、「不定期のバースト状態などによる問題を解消できた」としている。
ぷららでは今後4th MEDIAで、20代の若者向けにはイタリアのプロサッカーリーグ「セリエA」をはじめとするスポーツ、30代向けには海外ドラマ、40代以上向けには歴史番組などのコンテンツを提供する方針だ。
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ネットワーク構成
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関連情報
■URL
ぷららネットワークス
http://www.plala.or.jp/
PureFlowシリーズの製品情報
http://www.anritsu.co.jp/J/Products/IPNwk/List.asp?SID=264
関連記事:ぷらら、セリエA所属7チームの国内独占放映権を取得[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/10193.html
関連記事:4th MEDIA、高画質モードを4.2Mbpsから6Mbpsへと拡張[Broadband Watch]
http://bb.watch.impress.co.jp/cda/news/8878.html
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( 鷹木 創 )
2005/07/26 11:45
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