無料ホスティングサイトに匿名でワームやスパイウェアなど悪質なコードを仕込んだり、保管する事例が増えているとする調査結果を米Websenseが25日に発表した。
Websenseは、無料ホスティングサイトにワームやトロイの木馬、キーロガーなど機密情報を入手するための悪質なコードが保管されていた事例を2005年に入ってから2,500件発見したという。7月だけでもすでに500件も発見されている。Websenseでは以前にもブログがクラッカーの隠れ家になっているとの報告を発表していた。
クラッカーが利用している新たな種類のサイトは主に日記、フォトアルバム、グリーティングカード、音楽やスポーツのファンサイトなどを作成するためのホスティングサイトだった。場合によっては閲覧者がスパイウェアに感染したことを気付かせないようにするために、グリーティングカード表示中に音楽を流す巧妙な仕掛けもあったという。
Websenseによると、クラッカーが設置するこうしたサイトの平均寿命は2~4日で、追跡することが難しくなっている。また、最近のサイトの多くはブラジルと英国で発見されており、テキストがポルトガル語と英語で書かれていたという。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://ww2.websense.com/global/en/PressRoom/PressReleases/PressReleaseDetail/?Release=050725979
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・ 不正コードやキーロガーが仕込まれた“有害ブログ”が増加~米企業報告(2005/04/13)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/07/26 12:07
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