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ソフトバンクグループが決済データ処理の統合に着手

まずはヤフー、ソフトバンクBB、日本テレコムから

 ソフトバンクは26日、ソフトバンクグループ各社と金融機関の間の決済データ処理の統合に着手すると発表した。グループ内で特に取扱金額の高いヤフー、ソフトバンクBB、日本テレコムのコンシューマ向け決済のデータ処理をソフトバンク・ペイメント・サービス(SBPS)に委託する。

 ソフトバンクグループでは、さまざまなコンシューマ向け有料サービスを提供しているが、これまではグループ各社が個別に金融機関との間で決済処理を行なっていた。そのため、情報セキュリティ管理の負担増、業務負荷やシステム開発投資の増大が懸念されていたという。こうした状況を改善するために、ソフトバンクではグループ各社の決済データ処理統合を目的として100%出資子会社のSBPSを2004年10月1日に設立し、決済データ処理の統合に向けた準備を進めてきた。

 SBPSはまず、ヤフーの「Yahoo!ウォレット」(「Yahoo! BB」の料金支払いを含む)のクレジットカード決済、および日本テレコムのコンシューマ向け通信サービスのクレジットカード決済について、決済データ処理システムを提供し、金融機関との決済データの授受業務を一括して行なう。これにより、情報一括管理によるセキュリティ強化、決済関連業務の合理化、決済システム投資の低減が図れるという。

 今後SBPSは、順次ソフトバンクグループ各社に決済システムを提供し、ソフトバンクグループにおける決済データプラットフォームとしての事業を強化する考えだ。また、同時にSBPSの決済サービスを「PAYES(ペイエス)」の名称で商品化し、グループ外の事業者に対してもサービス提供を行なう。


関連情報

URL
  ソフトバンク・ペイメント・サービス
  http://www.sbpayment.jp/


( 増田 覚 )
2005/07/26 12:23

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