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マカフィー取締役の寺村巧氏
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リモートアクセス環境
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マカフィーは、同社の全製品をユーザー環境に合わせて検証できるラボ施設「Global Double-Byte Lab」を8月1日にオープンする。同施設を利用できるのは、同社のプラチナサポートに加入している企業ユーザー、および同社のソリューションを提供する認定パートナー。利用料金は無料だが、Webによる予約が必要となる。
Global Double-Byte Labは、マカフィーが販売する全てのアプライアンスおよびソフトウェア製品に加え、L-2/L-3スイッチやルータ、ファイアウォールなどのネットワーク環境で構成される。ユーザーは、同社製品の実運用に先立って、個々のネットワーク環境に近いネットワーク環境でシミュレーションすることが可能だ。これにより、同社製品導入時における、ユーザー側の検証工数を削減できるという。
利用形態としては、ユーザーが施設まで足を運ぶオンサイトによるサービスと、インターネットを利用したリモートサービスを提供。オンサイトサービスでは、マカフィー製品導入前のユーザーのネットワーク環境に近いシステムを構成した上で、全製品の単体検証だけでなく、統合的な製品検証を行なえる。
一方、リモートサービスでは、ユーザーのPC上から、マカフィー製品をトライアル使用できるほか、製品のオンライントレーニングを利用できる。ユーザーのPCとラボとの間は、SSL-VPNを使用してセキュリティを確保する。
なお、米McAfeeでは2005年3月に、同社の全製品をユーザーのネットワーク環境に沿って検証する「McAfee Global Support Lab」の運用を開始している。8月にオープンする施設は、McAfee Global Support Labとしては世界で2つ目となる。マカフィー取締役の寺村巧氏は「Global Double-Byte Labは、アジア中心の2バイト圏をターゲットにした検証施設。マカフィー製品が日本の2バイト環境でも正しく動き、仮に問題が起こっても迅速に対応できる環境を持っているということをアピールしたい」とコメントした。
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ラボ内にはマカフィー全製品のほか、ルータやシステムセキュリティ製品が用意されている
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クライアントPCは6台設置されている
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関連情報
■URL
マカフィー
http://www.mcafee.com/jp/
( 増田 覚 )
2005/07/27 15:16
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