総務省は27日、NTTデータに対して個人情報の適正な管理を徹底するよう文書で指導したと発表した。
NTTデータでは5月、同社の全社員11,835人の個人情報をUSBメモリに記録して持ち出した社員が帰宅途中にこれを紛失するトラブルが発生しており、総務省が経緯や再発防止策の説明などを求めていた。これに対して7月22日、社内規定の徹底が不十分たったなどとする報告が同社から総務省にあった。
報告によれば、NTTデータでは4月にも顧客情報2,146件を保存したノートPCを社員が自宅に持ち帰って盗難に遭うトラブルが発生しており、個人情報の取り扱い状況の再点検などの措置を講じていたという。それにも関わらず5月に再び同様のトラブルが発生したことで、総務省は同社における個人情報の管理体制が不適切だったと判断。個人情報保護法の安全管理義務等に違反するものだとして、同社に対して今回、再発防止に務めるよう厳重注意を行なった。
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■URL
ニュースリリース
http://www.soumu.go.jp/s-news/2005/050727_4.html
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( 永沢 茂 )
2005/07/27 20:00
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