テクノブレストは29日、暗号化仮想ディスク作成ソフト「クリプテイナ」シリーズをダウンロード発売した。対応OSはWindows Server 2003/XP/2000。
クリプテイナは、HDDなどのメディア上に1MBから最大250GBの暗号化仮想ディスクを作成するソフト。ディスクの最大容量はグレードにより異なり、無料版の「クリプテイナ LE」が25MB、3,780円の「クリプテイナME」が2.5GB、5,670円の「クリプテイナ PE」が25GB、11,340円の「クリプテイナ 6.0」が250GBまで。
作成された暗号化仮想ディスクは、初回アクセス時にパスワード(最長100文字)を入力すれば、その後は通常のディスクと同様に利用できる。暗号化仮想ディスクに保存するファイルは、すべてリアルタイムに暗号化されるほか、暗号化データの読み込み時には自動的に復号化される。
同社によれば、「暗号化および複合化によって、PC動作の速度低下を感じることはほとんどない」という。なお、暗号方式としては、448bit長の「Blowfish」、または米国政府標準暗号(AES)である256bit長の「Rijndael」を選択できる。ただし、無料版では128bit長のBlowfishのみが利用可能。
また、CDやDVD、USBメモリなどのリムーバブルメディアにクリプテイナをインストールすることも可能だ。これにより、同ソフトをインストールしていない外出先や取引先などのPC環境においても、暗号化機能を使用できる。
そのほか、重要なデータをメールに添付して送る場合に、ファイルを暗号化されたEXEファイルに変換する機能を搭載。受信したユーザーは、EXEファイルをダブルクリックした後に表示される画面上でパスワードを入力すれば複合化できる。パスワードを安全に伝達できない場合には、パスワードを推測できるヒントを設定することも可能だ。なお、このEXEファイルを実行するには、無償の「クリプテイナ LE」をインストールする必要がある。
関連情報
■URL
製品情報
http://www.technoblest.com/cryptainer/
( 増田 覚 )
2005/07/29 15:59
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