ジャパンネット銀行は1日、スパイウェアに感染した顧客の口座から不正に出金された事件を受けて、不正出金による被害に特化した保険「預金口座不正使用保険」(不正使用保険)を導入した。保険の加入費用はジャパンネット銀行が負担する。
不正使用保険は、第三者によって顧客の口座番号や暗証番号、ログインパスワードが盗用され、普通預金口座から現金が他行に振り込まれる被害が対象。1口座当たり年間300万円までの保険金が支払われる。口座の不正使用が発生した日の翌日から30日以内に、ジャパンネット銀行に通知する必要がある。
ただし、正当な理由がなく所轄警察署への届出を怠った場合や、海外からの不正アクセスによる損害などに関しては、保険金が支払われない。なお、日本国内からの不正アクセスについても、海外のサーバーを経由した場合は保険が適用されない。
ジャパンネット銀行では7月1日、顧客のPCにスパイウェアが侵入し、顧客になりすました第三者によって、預金口座から現金が他行に振り込まれる被害が発生。合計6件で379万6,000円の被害が確認されている。
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■URL
ニュースリリース
http://www.japannetbank.co.jp/headline/agreements17.html
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・ スパイウェアによる不正出金被害は合計379万円に~ジャパンネット銀行(2005/07/13)
( 増田 覚 )
2005/08/02 19:54
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