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au、おサイフケータイ「W32S」「W32H」を9月発売 |
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今回発表された2端末は、いずれもおサイフケータイ（EZ FeliCa）、「au ICカード」に対応する。auでは今後のWIN端末では、EZ FeliCaを標準搭載していく予定だ。 安心ナビ、着うたフル、FMラジオ機能も利用可能で、いずれも大容量の内蔵メモリを搭載する。また、各操作中でもメールを自動受信できる「Eメールバックグラウンド受信」に対応する。なお、EZ FeliCa用のアプリはBREWとなるため、いわゆる勝手アプリは作成できない。 「W32S」は、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製の折りたたみ型CDMA 1X WIN端末。WIN端末初の着せ替えパネル「Style-Upパネル」も利用できる。「Precious Compact」（上質なコンパクト）とされたデザインコンセプトの通り、コンパクトなボディにさまざまな機能を搭載。125万画素カメラ、3Dサラウンドスピーカーを搭載。2.2インチのQVGA液晶を装備する。外部メモリはメモリースティックDuo/PRO Duoに対応。9月上旬発売予定。 一方の「W32H」は、日立製作所製の折りたたみ型CDMA 1X WIN端末。「PCサイトビューアー」や「PCドキュメントビューアー」のほか、FMラジオ機能や音楽プレーヤー機能も利用可能。自宅の音楽CDをリッピングして携帯電話で楽しめるツール「MUSIC START KIT」が同梱される。 大型で印象的なデザインの数字ボタン「ステップタイルキー」を搭載し、128万画素カメラ、3Dサラウンド対応のステレオスピーカーを装備。メインディスプレイは、2.2インチのQVGA液晶を搭載する。発売は9月中旬の予定。 ● KDDI酒井氏、EZ FeliCa端末で来年開始のモバイルSuicaを目指す
NTTドコモは、iモード FeliCa導入当初、携帯電話を財布代わりに利用するというアプローチで周知を図っていったが、酒井氏は、auの戦略について、「交通系をターゲットに商品開発した。2006年1月にスタート予定のモバイルSuicaを目指すもの」としており、モバイルSuicaを軸におサイフケータイを展開する方針を示した。また、交通系での利用シーンが大きく伸びることで、携帯電話を人前に見せるシーンが増えるため、デザインにも今後さらに注力していくという。 auのおサイフケータイでは、メニュー画面にEZ FeliCaのアイコンが用意され、おサイフケータイのサービスを一元管理できるようになる。各社のEZ FeliCa用アプリが一覧表示されるだけでなく、メモリの使用状況や各種設定も行なえる。 このほか、セキュリティ機能も用意されており、パスワードでFeliCa機能に制限をかけたり、ロック機能をアクティブにしたまま、一時的にロックを解除できる「クイック解除」機能も利用可能。このほか、端末を紛失してしまった場合の「遠隔ロック」機能も用意される。 今回発表された2端末はいずれも大容量の内蔵メモリを搭載するが、BREW用のデータフォルダや画像用フォルダ、そしてFeliCaアプリ用のフォルダを全て同じフォルダで管理する。FeliCa用アプリのダウンロード可能数はドコモと同程度を想定しているという。また、サービス開始当初は対応していないが、例えばEdyで着うたフルの決済を行なうといった仕組みについても検討していくという。なお、BREWのバージョンは3.1が採用される。 また発表会では、おサイフケータイ対応サービスを提供するビットワレット、全日本空輸（ANA）、日本航空ジャパン（JAL）など19社が紹介された。この19社のうち、十数社はサービス開始当初から利用できるようになる予定だ。 このほか、「W32H」は、音楽CDのリッピング機能を用意されているが、酒井氏は既存の着うたフルとは必ずしもバッティングしないとの認識を示した。着うたフルは、ユーザーがまだ持っていない曲のダウンロードに利用し、すでに音楽CDを持っている曲については、わざわざ買わずにリッピングするといった両立が可能だとしている。
関連情報 ■URL ニュースリリース http://www.kddi.com/corporate/news_release/2005/0802/
（ 湯野康隆／津田啓夢 ）
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