NTTとNTTレゾンナントは4日、実験サイト「gooラボ」で、ニュースやブログの記事の中から関心がある検索結果を表示する「関心事アンテナ」を開始した。Internet Explorer 6.0、Firefox 1.0、Opera 8.0.1、Safari 1.3などで動作確認されている。
関心事アンテナは、NTTサイバーソリューション研究所が開発した「日本語概念フィルタリング技術」を搭載している。この技術は、未知の単語を前後の文章や事前に登録されている単語から類推するというもの。関心事アンテナでは初期状態で3万件の単語が辞書登録されているが、日本語概念フィルタリング技術を利用することで、インターネット上に日々出現する“未知語”を解析し、辞書に収録できるという。
また、前後の文章に応じて単語同士の関連性を構築。例えば「森林の破壊」と入力すると、「森林」や「破壊」といったキーワードが必ずしも含まれない検索結果を導き出すことも可能だという。実際に「森林の破壊」でニュース記事を検索したところ、検索結果トップに表示された「土壌10センチで3メートルの木が育つ 関電と大ガス」(共同通信)の記事には「破壊」という単語は含まれていなかった。
なお、検索対象は「gooニュース」のニュース記事2万件と「gooブログ」の過去1カ月に渡る最新記事だ。自分自身でキーワードを入力して検索する方法のほか、ジャンルごとに1つ以上の検索キーワードがあらかじめ登録された「アンテナ」からも検索できる。また、自分で入力したキーワードを保存・編集して、オリジナルアンテナとして設定することも可能だ。複数のキーワードが含まれるアンテナで検索する場合は、詳細設定からスライドバーで各キーワードの重み付けを変更して、検索結果を変化させることもできるようになっている。このほか、検索したニュースやブログの記事から、内容が類似した記事を検索することも可能だ。
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「森林の破壊」と入力すると……
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「INTERNET Watch」をオリジナルアンテナに登録してみた
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関連情報
■URL
ニュースリリース
http://help.goo.ne.jp/info/n_release/n_050804.html
関心事アンテナ
http://labs.goo.ne.jp/antenna/
( 鷹木 創 )
2005/08/04 18:28
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