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オムロンとフリービット、携帯電話で自宅をモニタリングするシステム |
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オムロンとフリービットは、携帯電話から自宅の様子を確認できるセキュリティ製品「Xtyle」を12月に発売する。 両社は、既存のTCP/IPネットワーク上にバーチャルネットワークを構築できるフリービットの技術「Emotion Link」と、オムロンが開発した各種機器をワイヤレスで繋いでコントロールできる通信技術「Sensing+」を組み合わせ、携帯電話から家庭内に設置されたセンサーにアクセスして、モニタリングやコントロールが行なえる技術を開発した。今回その第1弾製品として、Webカメラとセンサーを使ったセキュリティ製品「Xtyle」が発表された。 Xtyleでは、ドアや窓に設置したセンサーが侵入者を検知すると、音と光で威嚇し、指定の携帯電話に通知。指定されたURLにアクセスすることで、家の様子が静止画で確認できる。メインコントローラ、ワイヤレスカメラ、センサーで構成され（セキュリティパッケージ）、メインコントローラをルータなどとLAN接続するだけで利用できる。
各機器間は無線でやりとりされる。メインコントローラには有線LAN（100BASE-TX/10BASE-T）のポートが用意されているが、無線LAN（IEEE 802.11b/g）でもネット接続可能。ネットワーク構築などの煩雑な作業を必要とせずに手軽にセキュリティ設備が整備できる。 なお、セキュリティパッケージについては、売り切り型になるのか、利用料収入を得るビジネスモデルを採用するのか、現在検討中としている。オムロンでは、独身女性をターゲットに展開する予定で、引っ越し業者や賃貸住宅業者などにも販路を拡大したい考えだ。 このほか、量販店で販売されるカメラとコントローラのみのパッケージも用意される。こちらはWebカメラを利用するような若い層がターゲットとなる。価格はオープンプライスとなるが、店頭価格は80,000円程度（カメラ＋コントローラパッケージ）となる見込み。売り切り型で、パッケージに記載されたURLにアクセスし、ID・パスワード認証でログイン後、カメラを設置した場所の画像を確認できる。 メインコントローラの大きさは219×182×86mmで、重さは約490g。ワイヤレスカメラは213×100×101mmで、重さが約750g（電池含む）。ワイヤレスセンサーの大きさは190×32×40mmで、重さが約180g（電池含む）となる。ワイヤレスカメラは単2電池4本、ワイヤレスセンサーは単3電池2本で6カ月程度動作する。 関連情報 ■URL ニュースリリース http://www.freebit.com/press/pr2005/20050804.html
（ 津田啓夢 ）
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