開発者向けにベータ版が公開されている次期Windows OSである「Windows Vista」だが、早くも同OSをターゲットにしたウイルスが発生した。フィンランドのセキュリティベンダーであるF-Secureが4日、同社の公式ブログで伝えた。
F-Secureによれば、このウイルスはオーストリアのウイルス作成者が、あるウイルス作成グループ内で公開したもので、全部で5種類。Windows Vistaで動作するコマンドシェルであるMSHを攻撃のターゲットにしていた。
MSHウイルスの可能性は、ウイルス研究者の国際会議「Virus Bulletin 2004」において、Symantecの研究員であるEric Chien氏がプレゼンテーション「スクリプトウイルスの復活~Microsoftシェルを概観する(The return of script viruses - an overview of Microsoft Shell)」の中で予言していたという。
関連情報
■URL
F-Secureの公式ブログ(英文)
http://www.f-secure.com/weblog/archives/archive-082005.html#00000613
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( 鷹木 創 )
2005/08/04 20:11
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