セイコーインスツル(SII)は5日、8,297件分の個人情報が含まれている業務用ノートPC 1台を紛失したことを明らかにした。現時点では、情報が不正流用された事実は確認されていないという。
SIIによれば、7月25日に同社ネットワークシステム事業部の社員がノートPCを携行していた際、ノートPCを入れた鞄を紛失。ノートPCには、顧客データ332件、展示会のブースでアンケートに回答した者のデータ5,299件、就職応募学生の情報6件、社員や取引先のメールアドレス2,660件。これら一部のデータには、会社名や部署名、役職名、氏名、メールアドレスなどが含まれていた。
なお、ノートPCはログイン時にパスワード入力が必要となるほか、アンケート回答者のデータを保存するExcelファイルについても、閲覧時にはパスワードを要求する設定を行なっていたという。今回紛失した個人情報に該当する顧客に対しては、謝罪と説明を順次行なっている。
SIIでは、個人情報保護法の施行に伴い、個人情報を含むPCの持ち出しなどについて社内規定を設けていたが、今後は「全社員に対してルールの順守を再徹底する」としている。
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■URL
ニュースリリース
http://speed.sii.co.jp/pub/corp/pr/newsDetail.jsp?news=1166
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( 増田 覚 )
2005/08/05 19:16
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