米Macromediaは8日、「Macromedia Studio 8」を発売すると発表した。それぞれバージョンアップした「Dreamweaver 8」「Fireworks 8」「Flash Professional 8」などが含まれている。さらにこれまでのスイートにはなかった「Contribute」と「FlashPaper」が新たに加わった。
Dreamweaver 8はXMLとCSSを多用するWebアプリケーションを作成する機能が強化された。XMLやXSLTのコーディング中にヒントを表示する機能や、RSSフィードをドラッグ&ドロップ操作で追加する機能が加えられた。CSS編集機能も強化され、視覚的にCSSのレイアウトを見ながら編集できるようになり、これまで複雑なコードを見ながら試行錯誤していたやり方を改善できる。さらにズーム機能によってページのデザインをピクセルレベルまで拡大することが容易になった。
Fireworks 8はベクター画像とビットマップ画像の双方をサポートするほか、新たにいくつものエフェクトが加わった。また、CSSライクなポップアップメニューをプログラムなしで作成する機能も追加されている。
Flash Professional 8ではグラフィックパフォーマンスが向上し、新しいエフェクトやアニメーションコントロールの追加、スクリプトエディタのユーザビリティの改善、モバイルコンテンツへの対応がなされている。これにあわせてFlash Player 8のパブリックベータ版も発表された。同バージョンでは動画コーデックの品質向上が行なわれ、テキストレンダリングエンジンが追加されたほか、セキュリティモデルやプライバシー機能が向上している。
Macromedia Studio 8は9月に出荷予定で、日本語を含む8カ国語バージョンも追って発表する予定だ。米国での価格は999ドル(アップグレード価格は399ドル)となっている。
関連情報
■URL
ニュースリリース(英文)
http://www.macromedia.com/macromedia/proom/pr/2005/announcing_studio8.html
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・ マクロメディア、次世代プラットフォーム構想「Flash Platform」を発表(2005/07/11)
( 青木大我 taiga@scientist.com )
2005/08/09 11:52
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