ジャストシステムは9日、方言をテーマとしたユーザー参加型サイト「全国方言WEB ほべりぐ」において、関東地方の方言を入力して変換を試せる「ATOK体感サーバー」を公開した。利用するには、無料のメンバー登録が必要となる。
ATOK体感サーバーでは、ユーザーがかな入力した方言に対して、変換した結果を表示する。期待通りの変換結果が得られなかった場合は、正しい変換結果を入力してもらい、今後の製品開発に反映させるという。
例えば北関東や神奈川県などで使われる「いっしょにいくべ」という表現を入力すると、現在発売している「ATOK」シリーズでは「一緒に行く部」と変換されてしまうが、ATOK体感サーバー上では「一緒に行くべ」と変換できる。青あざができてしまったという意味の茨城弁「あおなじみできちった」と入力すると、ATOKシリーズでは「青菜染みでき散った」と変換されるが、「青なじみできちった」と正しく変換される。
ジャストシステムが提供する日本語入力システム「ATOK 2005」では、すでに北海道、東北、北陸、中部、関西、中国・四国、九州の方言入力に対応している。今後発売する「ATOK」に関東地方の方言変換機能を搭載するという。
関連情報
■URL
ATOK体感サーバー「関東版」
http://hougen.atok.com/taikan/kanto/?m=jui9h02
関連記事:ジャストシステム、方言がテーマのサイト「ほべりぐ」開設
http://internet.watch.impress.co.jp/www/article/2002/0206/hobe.htm
■関連記事
・ ジャストシステム、「ATOK」「一太郎」「花子」の最新版を発表(2004/12/07)
( 増田 覚 )
2005/08/09 18:11
- ページの先頭へ-
|